XM公式サイトに「トレーダーダッシュボード」というものがあるのはご存知でしょうか?
エントリーするか迷った時、これからスキルを磨こうとする時などに知っていれば役に立つであろうトレーダーダッシュボードの有効的な使い方を紹介したいと思います。
XMのトレーダーダッシュボードとは
XMのトレーダーが保有しているポジションの比率をグラフ化して視覚的にわかりやすくしたものです。
各通貨ペアとCFD銘柄を一覧で見ることができます。
実際のダッシュボードはこんな感じ↑
※現在確認できる銘柄は
・EURUSD(ユーロドル)
・USDJPY(ドル円)
・EURJPY(ユーロ円)
・GBPJPY(ポンド円)
・EURGBP(ユーロポンド)
・GOLD(ゴールド)
・OIL(原油)
・JP225(日経225)
・SILVER(シルバー)
・GER30(ドイツ株価指数)
・US30(ダウ平均株価指数) の11種類です。
みどり色が買いポジションであか色が売りポジションです。
これとチャートを照らし合わせて逆張りや順張り、または見送りなど相場分析の参考にすることができます。
ダッシュボードに反映されているのは
①XMで取引しているトレーダーの
②保有ポジション(未決済) であるということ。
他のFX会社での取引や機関投資家のポジションは含まれていないので注意しましょう。
➡︎大まかな流れの参考に向いているのでデイ〜スイングトレードの方におすすめです。
トレーダーダッシュボードの更新頻度
XMのトレーダーだけの保有ポジション情報って参考になるの?
XMは世界中で展開している超大手・老舗のFX会社です。日本での口座開設者数もぐんぐん伸びていて2016年に50万口座を突破、その後2017年に100万口座を超え、2020年現在250万口座以上の顧客がいます。
国内トップのGMOとDMMの2社を合わせても150万口座弱なので世界で展開するXMの顧客規模の大きさがわかると思います。
日本人のポジション傾向ではなく「世界196カ国のトレーダーの傾向がわかる」というのがポイントです。
管理人的トレーダーダッシュボード活用法
ダッシュボードを見て、大きく偏っている通貨ペアがあったら便乗したくなる方もいるかもしれませんが、それはあまりおすすめできません。
なぜなら「含み損に耐えて耐えて踏ん張っている」可能性があるからです。
例えば先ほどのボードだとドイツ株価指数が大きく傾いていましたね。
96.8%もの人が買いポジションを持っています。
しかし同じ時間のチャートはどうなっているかというと・・↓
1時間足でチャートを見ると大きく下落していますね。
13214あたりの揉んでいるところから持っている人もいるでしょうし、反発しそうな気配から逆張りエントリーした人もいるでしょう。
管理人は圧倒的順張り派なのでここではエントリーしません。
もう少し理由を詳しく書くと、これだけ買いポジションがいる中でさらに下落したら、大台突破などの損切りが多く出る場面で一気に下落が加速、含み損が増える可能性があるということです。
でも逆張り派だったら移動平均線と直近の水平線がクロスしそうな12776あたりを利確目標にエントリーするかなと思います。
そして管理人と同じ順張り派のトレーダーは12776あたりまで戻るのを待って、戻り売り狙いで「売り」でエントリーすると思います。
その頃にもう一度ダッシュボードで保有割合を確認するものいいかもしれませんね!
XMトレーダーダッシュボード利用の注意点
スマートフォンでは見れない
実はスマートフォンで公式サイトにアクセスしてもトレーダーダッシュボードを見ることはできません。
PCかタブレット端末のみでの表示なので注意が必要です。
XMは比較的短期トレーダーが多い
XMは888倍のハイレバレッジのせいか比較的短期(1日から数日)でトレードする方が多いようです。
長期(数週間から数ヶ月)のスイングでトレードする方はXMトレーダーの特徴も頭に入れておくといいかもしれません。
リアルタイムではなく15分更新で、情報は1時間前のもの
大事なことなのでもう一度。
今だ!と飛び乗るような情報ではないことに注意しましょう。
XM以外のFX会社もポジション情報公開はある?
いくつかのFX会社が公開しています。国内だと外為どっとコムが有名でしょうか。
こんな感じで通貨ペアごとにポジションの量がわかるようになっているので損切り・利確ポイントの目安になります。
世界規模で特に有名なのはOANDAのオーダーブックです。
こちらもXMのものと同様にOANDAグループの顧客のみの情報に限られてはいますが、OANDAも世界中で展開している大手なので相場の心理の参考には十分役立つと思います。
左上にある通貨ペアから好きなものを選べば↑のように情報が出てきます。
左側にある「オープンオーダー」とは注文が刺さるのを待っている未決済の注文、
右側にある「オープンポジション」とはすでに注文が刺さっている未決済のポジション、を示しています。
【オープンオーダー】
オレンジ➡︎指値 青➡︎逆指値
【オープンポジション】
オレンジ➡︎含み益 青➡︎含み損
なので上の表の場合だとドル円はロングで含み損を抱えている人が多く、104.3くらいから損切りが多くなってくるな、逆に104まで落ちたら買いでエントリーしようと考えている人が多そうだな、ということがわかります。
まとめ
今回はXM以外のものを含めてポジション情報について紹介しました。
どのFX会社も口座を開設していなくても見ることができますので、気軽にアクセスしてトレードの参考にしてみてくださいね。