MT4を使ってトレードしていると、時差表記で混乱することってありませんか?
今回の記事は「GMTって聞いたことぐらいはあるけど・・」という方にぴったりの内容になっていると思いますので、どうぞ最後までお付き合いお願いします!
GMT(グリニッジ標準時)とはFX界の世界共通標準時間
グリニッジ標準時とは、経緯0度にあるロンドン郊外のグリニッジ天文台(写真)を基準とした時間のこと。
ロンドンと日本の時差は9時間ですが、それは緯度によって決まっています。
日本時間は東経135度にある明石市立天文科学館が基準になっていて、ロンドンとの時差は9時間。これが各国で下の図のように定められています。
※シチズン公式サイトより
日本はGMT+9と表記される
FXトレードをしている方なら一度は目にしたことがあると思いますが、時差表記で日本は【GMT+9】と表記されます。
これは《ロンドンより9時間早い》という意味です。
逆にニューヨークは【GMTー5】(冬時間)でロンドンより5時間遅いことを意味しています。
夏時間(サマータイム)と冬時間で変わる時差表記
日本市場はサマータイムを導入していませんので1年中GMT+9のままですが、サマータイムは多くの国で採用されているのできちんと把握しておきましょう。
FX市場に影響がある代表的なタイムゾーンは以下の通り。
冬時間➡︎夏時間(サマータイム)
・シドニー GMT+11 ➡︎GMT+10
・ロンドン GMT ±0 ➡︎GMT +1
・ニューヨーク GMT−5 ➡︎GMT ー4
世界基準のロンドンも、サマータイムは時差がある表記になるところが面白いですね笑。
XMがMT4&MT5でGMT+2を採用する理由
MT4やMT5は世界各国のいろんなFX業者で利用することができます。国内のFX会社だとYJFX!が有名でしょうか。
各社でMT4に表示させている時間が違うようなのですが、XMではGMT+2を採用しています。
世界標準時のロンドン時間でも、世界最大マーケットのニューヨーク時間でもありません。その主な理由としては2つ考えられます。
XMの本社があるキプロスの標準時間がGMT+2
これが公式の回答です。そりゃそうだ、という感じなのですが個人的には他にもメリットがあってGMT+2にしていると思っています。
GMT+2だとニューヨーク市場のクローズ時間で日足が確定する
MT4(MT5も)の日足は24時で確定します。
一方、FX市場はニューヨーク市場のクローズとともに日足が確定します。※すでに国内FX会社をお使いの方はご存知かもしれませんが、国内FX会社オリジナルプラットフォームは朝方7時(夏時間は6時)に日足が確定します。
もし、日本時間であるGMT+9をMT4で採用すると24時で日足が確定したあとも市場は動いていて、週末には土曜日の日足(しかも中途半端)ができてしまうことになります。
その点、GMT+2にするとニューヨーク市場(GMT−5)がクローズする17時がMT4上では時差+7時間で24時となり日足確定時刻と、ニューヨーククローズ時刻が一致することになります。
日本(GMT+9) 7:00am
キプロス(GMT+2) 0:00am
NY(GMTー5) 5:00pm
インジケーターを使えばXM利用者でもサーバー表示時間を日本時間に変更できますが、日足が6本になるとテクニカル的にも自動売買にも大きく影響しますので注意しましょう。
時差表記に慣れない場合の対策方法
XMを利用している方の場合、表示時間に7時間足せば日本時間になる、ということに慣れてしまえばなんてことはないのですが、使い始めの頃は頭がこんがらがってしまいがち。
そこで私も使っていたおすすめで簡単な対策方法をひとつ。
世界時計のアプリです。※上の写真はiPadに標準で入っていたもの
ぱっと見て分かるのでしばらく愛用していました。(ニコシアはキプロスと同じ時間です)
もし時間表記に慣れなくてもこれを見れば大丈夫だと思います。
まとめ
今回は時差と時間表記についてまとめてみました。
午前中も深夜もトレードできるFXでは各国の市場時間も重要な情報ですのでまずは世界時計を参考にしつつ、徐々に慣れていきましょう!今回の記事も最後まで読んでいただきありがとうございました!